毎月の通院を終えて、榎坂 隼(えのさか はやと)は友人の生島 信吾(いくしま しんご)と落ち合った。
なじみの店で昼食をとり終えた2人は、図書館へと向かう。
その途中、声をかけられて犬探しを始めた2人。
犬を追っているうち、見知らぬ路地に入り込む。
路地裏に向かって吠える犬を訝しげに思った隼は、さらに奥へと入っていった。
気になるものが見つからず戻ろうとしたとき、こちらへ向かう足音が聞こえてくる。
その足音の主は、氏原 彩音(うじはら あやね)だった。
彩音は何かに追われて、ここまでやってきたという。
彩音に遅れてやってきたのは、全身に傷を負った男だった。
彩音はなぜ男に追われていたのか?
この怪異な姿をした男の正体は?
パンデミック(感染爆発)に関わる運命と謎に挑む、隼たちの物語――
感染抑止ビジュアルノベル『Jester's Bind』